金属を使わず全てセラミック(陶器)で出来た差し歯です。
 オールセラミックスは見た目が自然歯そっくりなので、 光を透過する自然な美しさと、天然歯に近い硬度で噛み合う歯を 傷つけないしなやかさを兼ね備えた、理想的な素材です。
 すべてがセラミックでできたオールセラミックスは、 金属に比べると強度に問題がありましたが、 金属と同等以上の強度を持つジルコニアなどの高強度の素材が開発され、 大きな力のかかる奥歯にも利用できるようになり、 これまでの素材の欠点をカバーする新たな素材として注目されています。
 ファイバーコアとは、神経を取った歯にかぶせ物をする際に歯を補強する材料です。太さ約10μmのガラス繊維を束ね棒状にし、特殊樹脂と一体化させたコアです。象牙質に近い弾性のため歯への負担を大幅に軽減することが可能です。
 また、金属アレルギーの心配もなく、金属製のコアと違いイオン流出がないため、 歯肉が黒ずむことがありません。
 金属層がないため透明感がり自然な歯に近い自然な色調を再現できます。
            歯と接着する金属製の
            コア場合、 接着剤が流れてしまうと、コアと歯の間に隙間ができ、虫歯や歯根破折の原因になります。 ファイバーコアは歯質により近く、歯と一緒にたわむため、歯と接着しやすく、歯根破折をおこしにくく歯に優しい。
            金属製のコアはほとん
            ど弾性が無いので歯根破折の原因となります。ファイバーコアは天然歯に近い弾性があり、歯根の破折を防ぐことが出来ます。
            金属製のコアは合金中
            の銀がイオン流出すると歯根が変色することがあります。ファイバーコアはイオン流出がないので、歯根の色が変わりません。
            金属製のコアは唾液に
            より、含まれている銀が腐食することがあります。ファイバーコアは、ファイバー樹脂でできているのため唾液による腐食がありません。